「歌手・さだまさしの魅力は…?『その表現力』」について考える

 去る1月15日名古屋でのコンサートに行ってきた。10回ほどコンサートに通い続けるこの歌手の魅力は、何かと考えてみた。もちろん彼の透明感のある歌声も魅力ではあるが、私は彼の作詞した楽曲の歌詞やトークに強くひかれる。
『自分の言葉で、その心情を素直に飾ることなく表現』しているようで、心を打たれることが多い。

私の好きな歌詞の一部を書き出してみた。《風に立つライオン:100万羽のフラミンゴが一斉に飛び立つとき暗くなる空。やはり僕たちの国は…大切なところで道を間違えてしまった。案山子:元気でいるか。街には、なれたか。友達できたか。お金はあるか。
MOTTAINAI:自由な時代に生まれてきたから、どんな風に生きても勝手だ。親が命がけで生んでくれた。なのに自分だけで育った気になるなんて。モッタイナイ》


 彼の作詞の中に見られる言葉には、『母親や家族への愛情・故郷への感謝、望郷の念』を表現した言葉が多く見られるような気がする。もちろん彼自身の豊かな感性と表現力が、こうした言葉や叙情的な表現をさせるのだと思うが…。
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 彼は、以前トークでも語っていた。バイオリンの修行のためとはいえ、『たった一人で東京という大都会での生活』は、大変だったと…。それを乗り越えたことが、彼を大きく成長させたと考える。『本人の芯の強さ』もさることながら、『それをさせた親の姿勢』も、すばらしい。なかなかできることではないと思う。でも、こうした経験が、優しさを含んだ言葉・聴く人の心の琴線に触れる言葉を生み出し、人の心に深くしみ込んでくるのだと思う。
僅か13・14歳の少年が、親元を離れ生活する中で、望郷の念にかられ、『故郷への気持ちの高ぶり・母親への恋しさが、強くなったことは』、ごく自然のことのような気がする。また、高校生時代の日々の生活で友達から受けた温かい友情・進路変更を余儀なくさせられた経験から学んだことが、深みのある言葉を生み出す人間性の基盤になっているような気がする。『優しく思いやりのある友達に恵まれ、多感な少年時代を過ごしたことが、いつしか彼の心の中で熟成し発酵し』、こんなすばらしいフレーズを生みだす感性の持ち主になったのだと考える。

 感動し、胸が熱くなるフレーズが多い彼の作品の中でも、『秋桜の歌詞に見られる表現』の、♪涙もろくなった母が、庭先でひとつ咳をする。アルバムを開いては…幼き日の思い出…何度も同じ話、繰り返す♪ここらあたりの歌詞は聴く人の心を揺さぶり、感極まった状態にしてくれる、すばらしい表現だと考える。
そして、『何故だか、私の心の中では、歌人・石川啄木の表現』と、だぶってしまうところがあり、たまらなく好きな歌詞である。

 今回のコンサートのアンコールで歌った楽曲『風に立つライオン』は、特に心に響いた。
『最後にハミングで流れる、アメイジンググレイス』は、アフリカの人達の悲しい歴史を思い出させ、気持ちを高ぶらせた。そして、だんだんと強くなる旋律が、『アフリカの人たちの魂の叫び』のように聞こえてきた。
会場をでたあとも、しばらくの間、興奮がおさまらない状態が続いた。よかった。感動した。


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