『外来種が引き起こす問題』について考える

 わが国は野生生物の輸入大国だそうだ。知らなかった。なかでもペットとして年間70万頭ものカメが、輸入されているのだ。そんなにも多くのカメは、その後どうなったのだろうか。カメをペットとして、その飼育を楽しむ人達が、そんなに増加するわけもない。かといって、飼育中に死んでしまうのだけでは、納得いく説明がつかない。
おそらく管理の悪さから逃げだしたのだと推測できる。
 元来、わが国に生息していないはずの外来種の生物が、わが国固有の生物を滅ぼしつつある現状を、しっかり把握して対策を講じないと、取り返しのつかない状況になりはしないかと危惧する。

 昔、沖縄では、ハブを駆除するためにマングースを人の手で放した。その結果、マングースが繁殖し、ヤンバルクイナやアマミノクロウサギを捕食するようになり困っている。      
 また、同じような食物や生息環境の競合が原因で、昔から生息していた固有種を駆逐するタイワンリスの例もある。近縁の種同士で交配がおこり、雑種がふえ、種としての純潔が保たれなくなってしまう例も報告されている。
 これらの事態を引き起こす原因の多くは、飼育者の管理責任の欠如から、ペットとして飼育していたものが逃げ出したり、何らかの障害からの飼育放棄が、その原因の多くを占めるようだ。
だとしたら、飼育者に責任ある飼育をさせるためには、管理状況の報告義務や、個体数の確認など実施しないと、取り返しのつかないことになりはしないか…?。心配だ。 
画像
  【写真:安曇野の風景】 
 航空機や船舶の往来が激しい現代社会の中では、人間について移動する蚊やねずみ、貝類の移動等にも、目を配らないといけない。特に昨今のように、わが国の気温が高くなっている状況では、以前は自然に死滅した冬場でも、生息できるようになり、事態をより深刻にしてしまう。
 動植物の生態系を維持することは大切なことである。でも、これを維持することは非常に難しいことでもある。人間の開発行為が自然環境を壊すことにつながるし、人間の移動が知らないうちに外来生物の運搬をしてしまうのも事実である。
いまの状態が続けば、絶滅危惧種は増加の一途をたどるだろう。絶滅しないまでも、動物園や植物園等、人間の管理化でしか見られないような事態になるのも時間の問題だ。そんなことを考えた。
 一度、途絶えた種は、二度と復元はできないことを肝に銘じておき、わが国・固有の生物や絶滅の心配がある種の保護に尽力すべきだと考える。



ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック